先日、知り合いから「桜の花というのは下の方から見るのが一番きれいだ」という内容のメールマガジンをいただきました。 どうしてかというと、桜というのはつぼみの内は上を向いているのですが、花が咲くに連れてだんだん下を向いていき、最後には真下を向くので、下から見るのが一番きれいなのだということでした。
この話との関係で「実るほど 頭(こうべ)をたれる 稲穂かな」という句の話もありました。桜の花も稲穂も最盛期には下を向き、謙虚に生きるものの象徴のように語られておりました。その方は、「人間もこのようにいつも謙虚であらねばならないのでしょうね。」と結んでおられました。
準決勝の激闘から正に「頭を垂れる」日々。草木が頭を垂れるのは大地にその種を蒔くためなのでしょう。ただ、その花を咲かせるのに年をまたぐわけにはいきません。既に次の花を咲かせるために再び上を向き始めた選手共々頑張っていきたいと思います。