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先日、このブログに「どうしたら言われなくても 、(選手達が)自分から声を張り上げてくれるのだろう…」というコメントをいただきました。過去、ビーバーズの色々な日記でも取り上げられた話題です。最近でもK・Sコーチが「コーチ日記」に書いてくれています。「野球 声出し」とGoogleで検索しても多い多い。この話題で色々感じている方、色々な意見を持っている方が多いのに驚きます。 真っ先に声出しが必要な理由として思い浮かぶのが、衝突を避ける(怪我を避ける)ための声。「自分がそのボールを責任持って取るから衝突しないでね!」という意思表示。先日もマリナーズへ移籍した川崎宗則選手が面白い声を出しながらセカンドでノックを受け、周りを和ませているという新聞記事を読みました。外野にはイチロー選手も誰もいない。ただ、一人でフライを捕る練習をしているにもかかわらず「Ichiro~, get out ! my way!」(イチロー~、そこどけ~、俺が捕る!)と・・・。日本のプロ野球でも外国人選手が外野に入る場合は、”I’ll get it!”や”You’ll get it “と声の出し方を統一するための練習を真っ先にやるようです。 それ以外に、声出しはどんな目的や効果があるのかと言えば、「上妻少年野球クラブ」のホームページに「声だしで自分の心理状態をコントロールできる」(参考文献 野球のメンタルとトレーニング 池田書店)というアカデミックに研究されたものがあります。大変参考になりますのでぜひ御一読を。 http://www.geocities.jp/ksn_navycaps/koedasi1.html 野球の練習や試合で声を出す目的や必要性、その効果も理解出来た。それでは、「どうやったら自発的に声を出してくれるのだろう?」と思いつつ、あるチームの練習を見学に行かせていただきました。ま~、びっくりする程静かでした。指導者の方とも話をさせていただきました。 「良いんですか?こんな静かで・・・」と問うたところ、「良いわけが無い。でも、声は自主的に出して欲しい」と。声を出させるのは意外と簡単で、怒る、叱る、殴る(これはダメですよ!)ペナルティを与えるなど、恐怖感を持たせればいくらでも出来ると。ただ、それじゃ、本当の声出しじゃないと。確かに、さすが和尚・・・、じゃなくて名将! 声出しの目的・効果を理解して、チームの目標に向かって自分が出来ることを考えれば自然と声は出てくると思うし、それが理想だとは思うが、小学生にはなかなか難しい。色々なことに「気付く」ことも大事であって、指導者のように「気付く」ことが子供達に可能かと言えば難しい。「ランナーがボ~ッとしている」「バッターが力んでガチガチ」「投手が一杯一杯」の時、指導者は気付いて声を掛ける。子供達が気付いてタイムリーな声を掛けてあげられるかと言えば、気付く子もいるかな~程度。 子供達が完全に自主的に声を出すのは難しいかもしれない。ある程度、大人が気付かせてあげる・きっかけを与えることは必要になってくるのではないかと思う。子供達も勝っている時や自分がケームに入って居る時は自主的に声が出るのだと思う。負けている時、連敗が続いている時には自発的っていうのは難しいかな・・・ ビーバーズが開幕2連勝して勢いがあった時はホームページの各日記も声が出て勢いがあった。しかし、現在は4連敗中。こんな時、大人の声出しも止めてどうする・・・
by beaverscoach
| 2012-02-20 11:47
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