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夏の甲子園は前橋育英高校の初出場・初優勝の快挙で幕を閉じた。今年の甲子園を振り返る雑誌「number」のweb版にビーバーズの子供達にぜひ読ませたい記事があった。 前橋育英と延岡学園の美しき決勝。両校が見せたクリーンファイトの爽快 ■対戦相手の捕手に駆け寄って、手当をした一塁コーチャー コールドスプレーで柳瀬の痛みを和らげようとする富田。柳瀬はグラブとマスクをその場に置いたのだが、打者の小川はそれを手に持ち、柳瀬の回復を待っていた。 打者がキャッチャーのマスクを拾う、あるいは、キャッチャーがバットを拾う。全国大会、それも決勝戦の舞台の、緊迫した場面でもその所作を怠らない両校の生徒に、野球以外の力を感じた。 前橋育英の一塁コーチャー・富田は言う。 「相手チームがいるから野球ができる。野球人として、人としてしっかりしなければいけないと監督から教えられてきました。コールドスプレーを持って行ったのは、監督から言われたわけではなく、いつものことです」 ■勝つことよりも、人間性を誉められる方が嬉しい 前橋育英は「凡事徹底」という言葉を掲げ、小さなことを積み重ねて強くなってきたチームだった。全力疾走やカバーリング。日常生活においては、挨拶や時間厳守、掃除を重んじ、人間性を高めてきた。荒井直樹監督は言う。 「野球以外の面で重視しているのは、服装と時間、清掃などです。服装が乱れたら、社会では生きていけません。時間はただ、集合時間に間に合えばいいということではなく、提出物をきっちり守るとか、『間に合う』ということが大切。掃除については、片づける人間か片づけられない人間なのかどうか。野球の試合の中には、『試合を片づける』という部分がありますし、そこにつなげて話をします」 一方の延岡学園も、日々の積み重ねを重視するチームだった。 野球の練習だけではなく、日常生活・学校生活で自身を律する。挨拶やゴミ拾いなどの当たり前のことを当たり前に繰り返してきた。重本浩司監督は言う。 「うちの学校は大峡町というところにあるのですが、甲子園の出場が決まった時に、町の方から今年は甲子園に行くんじゃないかと思った、と言われました。挨拶や普段の行動を見て、今年は違うと思ってくれたそうです。僕は、勝ったことよりも、そう言ってもらえたことが嬉しかった。今年の3年生は普段の生活にしても、寮生活にしても、コツコツと積み重ねてきた。人の良さ、人間性はあると思います」 ■キャッチャーマスクを打者がわざわざ拾う行為も「普通のこと」 「僕らは凡事徹底というテーマを掲げていたんですけど、試合後に聞いたら、延岡学園もそうだったらしいです。お互い、同じ目標を掲げていたので、感じるものがありました。延岡学園はいいチームだった」と前橋育英の遊撃手・土谷恵介が言えば、右太もも肉離れで1回にベンチに退いた延岡学園の二塁手・梶原翔斗もこう語った。 「ベンチで試合を見ていて思ったのは、お互いが正々堂々と試合をしているということでした。『凡事徹底』というのがプレーにも出ていたし、普段の生活の積み重ねを大事にしているチーム同士が今年の決勝の舞台に揃ったんだなと思いました」 念のため、ファールボールを追う際に放ったキャッチャーマスクを相手チームの打者が拾う行為について選手に聞いて回ってみたのだが、どちらのチームの選手も「当たり前のこと」と特別なこととは受け止めていなかった。前橋育英のエース・高橋光成は2連投で明らかに疲れている中での出場だったはずなのだが、それでも打席に入った時にはキャッチャーマスクを拾うことを忘れなかった。そのことを質問すると、「普通のことなんで」とサラリとコメントした。荒井監督は言う。 「疲れていることと、気付くことは切り離して考えています。楠(裕貴)が今大会の試合で、チャンスにキャッチャーフライを打ったんですけど、その時にマスクを拾ってキャッチャーに渡してからベンチに帰って来たことがありました。楠は今大会打てなくて迷惑を掛けたって言っていたんですけど、僕は楠のその行為がすごく大事なことだよって話しました。凡打して悔しいと思うけど、その瞬間に次の事が始まっているわけですから、次に切り替えられるんです」 ・相手チームがいるから野球ができる ・疲れていることと、気付くことは切り離して考えています ・凡打して悔しいと思うけど、その瞬間に次の事が始まっている ・小さなことを積み重ねて強くなってきたチームだった。全力疾走やカバーリング。日常生活においては、挨拶や時間厳守、掃除を重んじ、人間性を高めてきた ・普段の生活の積み重ねを大事にしているチーム同士が今年の決勝の舞台に揃った ・挨拶やゴミ拾いなどの当たり前のことを当たり前に繰り返してきた この記事を読みながら、思い出した言葉は司馬遼太郎氏の残した、 「人間、どう振る舞い、どう行動することがもっとも美しいか、という精神の美意識のありかが、人のもっとも肝要なものだということは、いつの時代のどの社会も変わらない」 「戦国から幕末に到るまでの日本人は、人間というのはどう行動すれば美しいのかということばかり考えてきたような感じありますね。(中略)『人間はどう行動すれば美しいか』であって、『どういうふうに成功するか』ではないんです。 「男子たる者、安危を問わず、打算に走らず、志に生きる」 でした。義・勇・仁・礼・誠を徳目とする武士道に通じ、「士魂球才」の理念にも通じるものでもあります。 「士魂球才」はわかり難いから、ビーバーズも「凡事徹底」にスローガンを変えようか?いや、ビーバーズだと「凡打徹底」になりそうなので・・・ #
by beaverscoach
| 2013-08-28 11:28
7月25日のブログに引き続き、日経新聞「経営書を読む」で奥野慎太郎さんが紹介しているサミュエル・スマイルズの「自助論」からです。 『ビジネスを成功させる6つの原則には、注意力、勤勉さという点に加え、正確さ、手際よさ、時間厳守、迅速さといった時間に関するものが含まれます』 『現状に満足して無為に生活せず、1日1日を積み重ねていくことが重要とされます』 仕事や時間に追われるのでは無く、コントロールする。「忙しい」は万能な言い訳であって、「時間は作るもの」。色んな方の講演会や本でこんなことを言われたことや書いてあったことを思い出します。 『金の知恵の重要性も論をまちません。どのように金を手に入れ、蓄え、使うかは私たちが人生を生き抜く知恵をもっているかどうかの最大の試金石です。悪いのは金そのものではありません。金に対する間違った「愛情」こそが諸悪の根源であり、この間違った愛情は、心を狭め、委縮させます。家族を満足に養うには金が必要です。しかし、社会に本当に影響力を持つ人間は、必ずしも金持ちとは限りません。人生の最高の目的は、人格を強く鍛え上げ、可能な限り心身を発展向上させていくことです。』 『人生の最高の目的は、人格を強く鍛え上げ、可能な限り心身を発展向上させていくこと』これは、教育基本法の「教育の目的は、人格の完成を目指し」に通じるものであり、武士道の教えでもあります。 『士魂球才』は、ビーバーズの目指すところを表した語ですが、その内容も「人格を強く鍛え上げ、可能な限り心身を発展向上させていくことです」 #
by beaverscoach
| 2013-08-08 11:30
8月3日の静岡新聞「論壇」に「デフォルトの壁打ち破れるか」というタイトルで伊藤元重東大教授が寄稿されていた。資産運用新制度に関して新しい変化(NISA)が受け入れられるかという内容でした。 「デフォルト」というと投資家や金融機関の方は「債務不履行」と反応するするだろうが、IT関係の方は「初期設定」と思い浮かぶだろう。今回のデフォルトは「初期設定」という意味で使われている。 この伊藤元重東大教授の話とは離れるが、現在の設定を変える、何か新しい試みをする、環境を変えるなど、変化に対しては少なからずの「抵抗」が付き物である。しかしながら、抵抗が強過ぎて何も変わらない・変えられない組織はジリ貧の結果を待つだけであるとしたらどうすべきだろうか。 今までのやり方が変われば、当初は戸惑いも生じ、作業効率も落ちるだろう。だが、なぜ変化しなくてはいけないのか?そこを理解し、当初の抵抗さえクリアしてしまえば、変化前のパフォーマンスを超える結果が得られるはず。そこを期待して変化しようと試みるのだが・・・。 変化を試みても結果に大きな改善が見られない場合もあるかもしれない。だが、ジリ貧を指をくわえて待つのなら、行動をおこすべきではないかと思う。富士宮の学童野球界でも色々な変化が提案されているのだが、デフォルトの使い勝手に慣れている方が多いようだ。以前のように放って置いても次から次へと新入団が集まってくる時代は終わった。まさにパラダイムシフトの真っ只中にいるということ理解する必要がある。 自分が社会人になってからだけでも、生活環境に於いて大きな変化を経験している。パソコンの普及率だけで無く、携帯電話の普及率の速さに驚くばかりである。雇用形態に於いても、日本企業の強みとされていた終身雇用・年功序列・企業内組合が失われつつあり、弱肉強食のドライな雇用形態・人間関係になってきているように感じる。 そんな変化のスピードが増す時代に、デフォルトから設定を変更しないで発展はあるのだろうか?変化に対応する能力が求められているのは個人だけでなく、企業においても、あらゆる組織に対しても言えることだと思うのだが・・・ #
by beaverscoach
| 2013-08-06 10:46
前回に引き続きサッカーJ1リーグ・大宮アルディージャ テクニカルダイレクター小倉勉さんのお話。 元日本代表監督イビチャ・オシム氏とも仕事をした小倉ダイレクターは、オシム氏より「日本のサッカー発展にはプロフェッショナルな日本人コーチを育てることが必要」と言われていた。その候補の一人と考えられていた小倉さんは、オシム氏から「話が長いぞ」「静かにしていろ」と注意され、「もっと選手に考えさせろ」と教えられたそうだ。日本人選手は指示を遂行するのは得意だが、自分で考えてプレーするのは苦手。そこを鍛えられるコーチをオシムは求めていた。 今の小倉ダイレクターは「コーチ業とはピッチの芝を管理するグラウンドキーパーの仕事に似ている」という。芝は水を与え過ぎると腐り、全く与えないと枯れてしまう。「選手も同じで、全く言わなくても言い過ぎてもよくない」。大切なのは水を与えるタイミングと量だという。「助言のタイミングを体得するにはトライアルアンドエラーしかないが、選手を毎日観察することでみえてくる」。大宮の練習で選手に声を掛けることはほとんどない。じっと見守っているだけだ。まず選手に考えさせ、“水”が必要と思った時だけ歩み寄る。 「多くを語らないので、ここぞの一言が効く」「僕らがいつのどが渇いているかが分かっている。水を飲ませるタイミングが絶妙」とは大宮の選手達。 熱中症が心配される時季でもあります。せめて絶妙なタイミングで給水タイムを取れるよう選手達を観察したと思います。 参照:2013年7月31日 日本経済新聞「駆ける魂」 #
by beaverscoach
| 2013-08-01 11:09
「気が付くこと」指導者としても、選手としても、人生に於いてもとても重要なことです。成長と成功に不可欠な要素といっても過言では無いかと思います。 貴船小学校の伊藤前校長も、「気づく子」を育てたいとよくおっしゃっていたのを思い出します。又、JALの元パーサーであり、成功者を研究する日本成功学会の黒木安馬社長も『「見る」だけじゃダメだ「観察」しろ!』とおっしゃっておりました。 「観る」ことが出来なければ、「気付く」ことができません。黒木社長は、「牛の角は耳より前にあるのか後ろにあるのか?」「時計は毎日見るだろうが、長針が上か短針が上か?」という話をよくされます。 マネジメントに於いても「観る力」は重要であるという話が7月29日の日経新聞に掲載されておりました。Jリーグで首位争いをしている大宮アルディジャ小倉テクニカルダイレクターの話です。 「観る力」で選手・監督掌握 ご参考まで #
by beaverscoach
| 2013-07-31 18:24
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