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日本経済新聞の豊田泰光さんのコラム「チェンジアップ」にこんなタイトルがあった。武士道の勉強会依頼、「人格」とか「品格」という言葉に敏感になっているせいか、自然と目がいった。 『エースと呼ばれる投手であろうが、三振を取れる投手であろうが、暴投の多い投手はダメだ。四球が多いのもいけない』と制球が悪い投手に「品格」を感じないという内容である。ベース手前でワンバウンドする投球は見苦しい。バックネット前に転がる球を、慌てふためきながら追う捕手の姿はファンを幻滅させる。ただ抑えるだけでなく、美しく抑えてほしい。などなど注文が並んでいた。プロ野球の投手がこのレベルを求められ、苦言を呈されるは当然と言えば当然かもしれない。 振り返って、学童野球においての「投手の品格」を考えてみた。制球・テンポが良い投手は、やはり「品」があるように感じる。が、そこは小学生。四死球が多い、ワンバウンドの投球があるのは仕方無い。そこに「品」を語るのはやめよう。 小学生には、制球よりも大切な「品」があるように思う。そもそも「品格」とは、「人格をさらに研磨したもの」と考える者としては、マウンド上での態度を大切にして欲しいと思う。審判の判定に不服そうな態度、味方のエラーに不満そうな態度、ダラダラと間が長い投球間隔、泣きたくなる時もあるだろう、だがそこはグッと我慢して頑張れ!どんな状況に置かれても、ひたすらキャッチャーミットを目掛け淡々と投げる姿、その凛とした姿勢に「品格」があるのではないかと思う。それから蛇足ではあるが、キャッチャーからの返球に腰を落として構え、両手で捕るのは個人的には好きでは無い。どうせなら格好よくやろう! こうやって「品格」を考えて見ると、「チームの品格」「応援団(保護者)の品格」など色んな「品格」を考えてみたくなる。 「指導者の品格」? それを考えるのは止めておきます・・・ ヾ(ーー )ォィ
by beaverscoach
| 2013-06-07 18:30
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